カカオの学名はテオブロマ・カカオ。これは神様の食べ物の意。中米のエクアドル、メキシコでは古くから重要な栄養源、薬として用いられてきました。「良薬は口に苦し」はカカオにもあてはまります。しかし甘味を加えることで至極のし好品になります。それがチョコレートです。これまで日本では大手メーカーの大規模な工場でしかチョコレートを作ることが不可能と思われてきました。しかしながら、技術の進歩により世界中でさまざまな家庭用調理機器が生まれ、ついにチョコレート作りに応用することができるまでになりました。
カカオと砂糖だけの美味しいチョコレートを一緒に作りませんか。
美味しいチョコレートを作るためには時間がかかります。なんと30時間以上も石臼で細かく挽かなければあのとろりとした食感を出すことができないのです。
そのため、健康カカオの会では、カカオ豆を仕込む日、成型する日の二日間で1回分のチョコレートを作ることになります。
おそらくガーナのカカオ農園で初の取り組みです。農園でカカオニブに加工したものが直接輸出されてきます。通常カカオ豆は、政府が一括で買い上げて売値も同一で国際相場は世界の大手チョコレートメーカーの大量買い付けによって低く抑えられています。そのため、子供が労働力として使われたり、カカオ農家の良いものを作るという意欲も少なくカカオ農家も廃業するもころが出てきています。 このカカオニブは、ガーナの南に位置するDarling Wings Farm という農園のものです。そこのカカオポッドは、どれもとても大きく健康に育っています。カカオ豆も大粒で美味しいです。主にフォラステロ種です。ぜひ試してほしいと思っています。
カカオニブはそのまま食べることができます。またアイスクリーム、ヨーグルト、シリアルにまぜたり、サラダのトッピングに使って日常にカカオポリフェノールをぜひ取り入れてください。 クッキーなどの焼き菓子にする時は、直接使ってください。チョコレートにする時は、オーブンで焼いて風味を調整してから使います。 ガーナ政府も、カカオ農家からのこの動きを支援しています。農園発の輸出は、ガーナ国内への外貨の流入を増やし、経済が潤うと期待されるためです。